トローリ、トローリと作業をしながら、だいたい半月ぐらいかな?もしかしたら、もっとかかった
かも知んないが、とにかく無事、手製のイタチの毛皮が完成しました!!
いや~、なかなか上手にできたわ!!^^
以前、ライスケのバイクレースを観戦に行った、道すがらで発見したイタチの死体。
実は俺、精華の学生の時にも一度やってるんよね。動物の毛皮作り。
その時は、タヌキやった。あれは確か、大原で原付乗り回してた時、
目の前でタヌタヌが車に跳ねられた。まぁ即死ですわ、かわいそうに。
けどまぁ、そういうこともあるわいな。そして、死んだやつを路上に放置しておくのもアレだ。
端っこに寄せたって、カラスやネズミが食い散らかして、ウジが沸きまくるのがオチってモンで。
で、あれも、外傷もなく、すごくキレイな死体やって、これはもしかしたら凄くキレイな毛皮が
作れるかも知らん!! と思った俺は、原付の足場にソイツを載せて、下宿に連れ帰って、
友達に事後に手順を説明するために、写真を撮ったりしながら、作業を進めて・・
でも、当時の俺は、毛皮を剥いで、干して乾かせばイイんやと思っていたから、
見事に真皮の裏に残った脂肪組織なんかが腐敗して、ショウジョウバエがわきまくり、
しかも下宿の廊下に干していたもんだから、廊下というか下宿中がハエまくり!!
という状況になって、折りしも俺は、毛皮を干したまま、府外に遊びに行ってたモンやから、
帰ってきたなり、隣の住民に、「こら、しばくど!」とドヤされる始末。
しょうがない、もう毛皮を毛皮として回復させるのは無理かなぁ・・と思いつつ、
タヌキの毛皮を洗浄後、今度は下宿の外の物干しで風にさらし・・・ていたら、今度は
下宿の大家が血相を変えて怒鳴り込んできた^^; 「前田さん!!出てってくれますか!!」
いやー、まぁ、そらそうかもね^^;
ニワトリやブタやウシの解体を目の当たりにしたことがない、肉といえばスーパの切り身しか
知らん、なんて人には、ショックでかいかもー。
でもさぁ、実はみーんな、そういうふうにして解体されて、小さく切り分けられたモノを、
うんまいうんまい、と言って食ってるやん。だけどその肉で構成されていた生き物が、
生きてた時のことなんかは、あんまし考えたりせぇへんよね??
俺は、できれば、そういうモノの命を貰って生きてることに、感謝することを意識して生きて
いたいという感じ。だから、死んだ抜け殻にも、敬意を払って無駄にはしないような方法を
できれば取りたい、そう思って、毛皮への加工を思った、というわけ。
だからもちろん、その時は肉も料理して食ったし、骨も標本にして保存した。
これはうまく行ったんやけど、毛皮への加工だけが、うまくできひんかったんよ^^;
当時はインターネットも普及してなくて、自分の家で、そういうことへの情報収集もできひんかった
からねぃ。
でも今回は違った。
いろんな友達や、猟師の知り合い、ほかにも、毛皮や剥製への加工を仕事でやってる人
なんかの情報をたくさん集めて、うまくやるべくして、やりきった、という感じ^^
1. 手順としては、毛皮を剥ぐ。
このとき、毛皮を剥ぐ時に、おなかの正中になるべく小さく、縦に切れ込みをナイフで入れる。
そこから、表皮と筋膜との間に指を突っ込んでいって、徐々に間隙を広げていって、
皮が真皮側から掴めるぐらいになったら、ヨイショッて感じで、勢いよく剥げるようになってる。
そういうふうにして、引き剥ぎながら、だんだんボディと毛皮を分離させていく。
着ぐるみを脱がせるように、かつ、最初に入れた切れ込みを、できるだけ広げないように
気をつけてやれば、胴体部分はうまくできるはず。
難しいのは、四肢と頭部、尾部。
ここらへんは、あんまし力いっぱい引っ張ると、皮が破れてしまうから、少しずつ少しずつ
やればいける、と思う。 なお、脂肪組織が少なからず付いてくるが、これはあとの工程で
上手に剥げるから、この時点では、少しぐらい残っていても大丈夫。
2. 上手に剥げたら、次に衣料用の粉末洗剤を溶かした、ぬるま湯で毛皮を複数回洗って、
表層のゴミをキレイに洗い落とす。そして、よっくすすいで、よく水気を切る。
3. 次に、冷凍用の中サイズのジップロックの中に、裏返った毛皮を大量の食塩とともに入れる。
そして、よく塩を揉みこむ。食塩にはバクテリアを滅殺する効果があったり、皮膚から
余分な水分を抜く効果があったりするので、この作業はしっかりと。
揉みこんでるうちに、塩は内側の毛皮のほうにも、十分行き渡るはず。これで3日ほど放置。
※ 俺はここで、作業にかけられる時間がなかったから、3日以上放置してたのだが、これは
全然OKなやりかた。大量の塩を揉みこまれた毛皮や皮膚の裏面は、絶対に腐らない。
4. 次に、重曹(炭酸水素ナトリウム)をぬるま湯に飽和させるつもりでたくさん溶かして、その中に
塩を洗い落とした毛皮を漬ける。小さなバケツでやるといいかも。ぬるま湯の量は、毛皮が
隠れるよりも少し多いぐらいでイイと思う。 これでまた、3日ほど放置。
※ 湯は必ずぬるま湯で。あまり温かい湯でやると、組織が煮えて、蛋白質が変性してしまう。
5. これまでが上手にできたら、脂肪組織が真っ白になっているはず。この状態だと、割と簡単に
爪や指で、余剰の組織をこそげ取れると思う。ここで、念入りに余剰の組織を取ってしまう。
※ その様子 ※6. 次に、クエン酸(薬局で売ってる)を重曹の時と同じくらいのぬるま湯に、これまたたくさん
入れて、裏がキレイになった毛皮を、まずは水道水でよく洗ってから、これに漬ける。
この状態で、また3日ほど放置。
7. さて次も、これまでと同じく、水道水でよく洗ったあと、まずは陰干し。
※ その様子 ※ あらかた水分が乾いたところで、今度はジップロックにオリーブオイルか椿油を入れる。
これに、乾きかけの毛皮を入れて、よく揉みこむ。これでまた、3日ほどなじませる。
なぜかというと、乾きかけの毛皮はとても硬くなっている。これを柔らかくする意味がある。
8. 次に、袋から毛皮を出して、よく油をこいたあと、このままではベタベタすぎるので、少し食器用洗剤で
オイル分を洗い落とす。
9. そして、いよいよ最終工程です。
板に、毛皮を広げながら、押しピンで引っ張り留める。引っ張りすぎると、ちぎれるので注意。
乾いていく過程で、必ず皮がちぢんでくる。これを防ぐために、八方から、同じ引力で引っ張り留めて、
完成するのを待つ。この時、必要があれば、なるべくラグのようになるように、
毛皮を平面化するように切り込みを入れてもいい。ていうか、俺はそうした。
最初から、携帯入れとかに、いずれ加工させてもらうつもりやったから^^
・・・でも、今はもったいなくて、そのままにしとこうと思ってる。何せ、初回限定の完成品やからね!
10. あとは、そのまま2日もすれば、できあがり。あとは、毛並みを手櫛で整えてやったり、
裏面に浮き出た油分をふき取ったりすれば、オッケー!!
※ その様子 ※ いやー、よい毛皮が完成しましたよ~~!!!^^ 今、大切に部屋に飾ってありますw
※ 表面 ※ ※ 裏面 ※淳ちゃん、ケンロー、ライスケ、りー君あたり、普通に喜んでくれそうやね!!